子育て中の親はどうしてもわが子の短所に目がいきがちです。
そして、「片づけができない。やるべきことをやらない。勉強しない。マイペースで困る。今のうちに直さなくては」と考えます。
その結果「○○しなきゃダメでしょ」と否定的に叱ることが増えます。
でも、このように子どもの短所に注目して叱り続けても決してよい芽は出ません。
なぜなら、こういう子どもの短所のほとんどは生まれつきのものであり、簡単には直らないからです。
「片づけができるようになれ」「先にやるべきことをやれるようになれ」「テキパキ行動できるようになれ」「勉強しろ」などと言いたくなる気持ちはわかりますが、どれもこれも簡単なことではありません。
叱り続ければできるようになると、本気で思いますか?はっきりいって子どものうちには無理です。
繰り返しますが、これらは生まれつきの資質によるものだからです。
生まれつきのものを直すというのは本当に難しいことなのです。
●大人になってからのほうが直る
かえって大人になってからのほうが直せる可能性は高まります。
大人になって仕事や生活のことを真剣に考えるようになれば、直す必要性を強く感じざるをえないからです。
でも、子どものうちはそういう必要性を感じることはありません。
ですから、子どものうちに直すことはできないのです。
私も子どものころはよく忘れ物をしましたが、大人になって仕事を始めてからはそういうことはほとんどなくなりました。
また小学生のころ自分から勉強したことなどありませんでしたが、大人になってからはけっこう勉強するようになりました。
みなさんも、そういうことはあったはずです。
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