とかく親というものは、子どもの短所にばかり目がいくものです。
でも、長所と短所は常に表裏一体で同じコインの表と裏です。
ですから、親にとって短所に見えることも見方を変えれば長所でもあるのです。
例えば、宿題をやらずに平気で遊べる子がいたとします。
これは親にとっては短所に見えます。
なぜなら、親にとっては不都合で不快なことだからです。
でも、見方を変えれば楽天的で神経が図太いということでもあります。
実は私も子どもの頃こういう性格でした。
いま教育評論家という仕事をしていて、こういう性格だから続けられている部分がかなりあると感じています。
例えば原稿の締め切りが迫っていても、講演のときはそれを忘れて楽しく臨むことができます。
複数の仕事が重なって時間的に逼迫してきても、根底には「まあ、なんとかなるでしょ」という楽天的な気持ちがあります。
もし、私が「宿題をやってからでないと楽しく遊べない」という性格だったら、この仕事は続けられなかったかもしれません。
このように、現時点で親には短所に見えることも、子どもが長い人生を生きていく上では長所であるかもしれないのです。
●短所イコール長所の例はいくらでもある
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