子どもが「あれが欲しい。これがしたい」と言ってくるのは、わがままや反抗も含めてとてもよいことです。
なぜなら、それが強いのは生きる意欲とパワーが強いということだからです。


親にとっては大変ですがそういう子ほど後々活躍します。
逆に、親が次のようなタイプで子どもが自己主張も交渉もできないという状態は心配です。


・決めたルールは絶対に守らせる

・厳格すぎて子どものわがままや反抗は許さない

・子どもの要求には応じず交渉の余地もない


これだと子どもは「自分が何を言ってもムダ。どうせダメだから言わないほうがいい」と思うようになります。
親は「わがままを言わなくなった」「育てやすい子だ」などと思うかも知れませんが、子どもは無力感を味わっているのです。


子どもの頃にこうだと、大人になっても「自分は夢や願いを持ってもムダ」という思いを引きずる可能性があります。




●無力感にとらわれると生きる意欲やパワーもしぼむ


私は以前こういう光景を見たことがあります。
ある店で、低学年の女児が「フリルの服がいい」と言いましたが、母親は反対しました。
女児が「これがいい」と食い下がるも、「こっちだよ。お母さんのお金で買うんだからね!」と却下しました。


そして母親が選んだのは紺色系の地味な服でした。
女の子は気落ちしていました。
こうしたことが続くと、子どもは無力感と諦めの気持ちにとらわれてしまいます。
自分の人生を主体的に生きていくために必要な意欲やパワーもしぼんでしまいます。


こういうときは、まず子どもの話を共感的にしっかり聞いてあげてほしいと思います。
それから親も丁寧に自分の考えを話しましょう。
話すときは上から目線の命令口調でなく、一人の人間同士としてのリスペクトを持って話すことが大事です。

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