●子どもの才能を見つける方法

ーー子どもの才能や得意なことをできるだけ伸ばしたいと思うのは、親として自然なことだと思います。
子どもにどのような才能があるか見つける方法はあるのでしょうか。


親野先生:子どもの才能を見つける方法は2つあります。


ひとつは、とにかく子どもを観察すること。
たとえば、子ども向けのテレビや動画を見て一緒に歌ったり踊ったりする子もいますが、これを当たり前のことだとそのまま流さずに、じっくり観察してみてください。


子どもを普段からよく見ていたら、その子の得意なこと、好きなことの方向性が見えてきます。
その中に才能を発揮できるものが見つかるかもしれません。


もし歌ったり踊ったりするのが好きそうなら、もっと動画を見せる、リトミックなどの習い事の体験教室に参加してみるなど、子どもの好きなことをさらに深めるきっかけを与えることで思わぬ才能が見つかることもあります。


親野先生:また、子どもにさまざまなことを「お試し」で体験させてみると、才能が見つかることもあります。


将棋で有名な藤井聡太さんも、たまたま5歳の時に祖母に初心者向けの将棋盤をもらったことがきっかけだったといいます。


対面でもネットでもかまいません。
親御さんが情報網を張り巡らせ、子どもが興味を持ちそうなものを探し、勧めてみて、子どもが「やってみる」と反応したものを体験させてみましょう。


そのときに「最低3ヶ月はやらせなければ」「すぐにやめさせたらやめ癖がついてしまう」などと考える必要はありません。


あくまで「お試し」なので、深く考えず、とにかく体験させることが大切です。
思わぬ才能が見つかるきっかけになるかもしれません。


とにかく大事なのは、親御さんがやらせたいことよりも子ども本人がやりたがることや楽しくできることを優先することです。


「子どものためになる」「将来役に立つ」などの親御さんの思い込みを優先して、子ども本人が乗り気でないことをやらせるのはやめたほうがよいでしょう。

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