親も先生も含めて、私たち大人の多くが「子どもが言うことを聞いてくれない」と悩んでいます。
そして、その原因は子どものほうにあると漠然と思っています。
でも、実は、その原因は大人の言葉にあることが多いのです。
例えば、大人は子どもに対して、「勉強しなきゃダメでしょ」「何で片づけしないの」「やるべきことをやらなきゃダメでしょ」などと言いがちです。
実は、このような「ない」とか「ダメ」などの否定的な言い方は、相手にダメ出しをしているわけで、言う方は無意識のうちにちょっと気持ちがいいと感じているのです。
というのも、自分が相手より優位な立場であることが確認できるからです。
これは動物的な本能といっていいもので、一種のマウンティングです。
でも、言われる方は当然ものすごく不愉快になります。
その不愉快な感情が圧倒的に大きいので、いくら相手が正しいことを言っていても、受け
入れる気持ちがなくなってしまいます。
たとえ頭ではそれが正しいと理解できたとしても、気持ちの方が納得しないのです。
ですから、否定的な言葉で相手を責める言い方はやめた方がいいです。
では、どう言えばいいのでしょう?
例えば、次のような言い方がお薦めです。
●肯定的な言葉をつかう
「○○するといいよ」
「○○するとうまくいくよ」
「先にやっておくと後が楽だよ」
●先に取り敢えずほめる
「がんばってるね」
「こぼさずにできてるね」
「ていねいにたたんでるね」
「この字は形がいいね」
「○○してくれてありがとう」
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