【質問】

かわいい我が子です。
でもどうしても子どもの不登校が受け入れられません。
私の考え方を変えるべきと分かっていながらそれができません。

(小学6年男子の母)



●子どもの幸せについてよく考えてみよう


相談者さんは「学校へ行くことは絶対」という思いにとらわれてしまっているのですね。

大事なのは学校に行くことではなく、自分のお子さんが幸せな生活・人生を送ること。
そうではないですか?


学校はそのための1つの手段・道具・選択肢に過ぎません。
手段や道具が目的になってしまっては本末転倒です。


学校のために子どもがいるのではなく、子どものための1つの手段が学校です。
目的は子どもの幸せです。


現在、中学生の約10人に1人が不登校傾向にあると言われています。


学校で学ぶのにしていないとか、学校で学びたくないとか、学校以外で学んだ方がいいなど、不登校を選択する理由や原因はさまざまです。


いろいろな事情の子どもがいるのは当然のことであり、いた方がいいのです。
不登校であっても学びを止める必要はありません。


むしろ子ども一人ひとりに合った学習のしかたを選択しやすくなると思います。


今、不登校を選択する子たちは、教育における個別最適化の先駆者とも言えます。
私たち大人こそ、そろそろ頭を切り替える必要があるのではないでしょうか?


相談者さんもどうか、お子さんを責めるのはやめて「常にあなたの味方だよ」というメッセージを全身で伝え続けるようにしてください。