自由研究の進め方には3つのタイプがある!

【その1】 熱中体験型 〜親野先生イチオシ!〜

「熱中体験型」は、

● 子どもが好きなこと
● 日ごろからよくやっていること
● 趣味
● がんばっている習い事

などをテーマにし、そこに少し研究的な視点を加えてまとめる方法。


これは、子どもが好きでよくやっていることなので、そこにはもともと“やる気”がありますから、ママパパが応援すれば、どんどん研究を深めていくことができる、とっておきの方法なのです。


無理矢理やらせるわけではないので、ママパパの大変さがないのもオススメの理由です。


進め方
1 思う存分、熱中させましょう


たとえば、絵をかくことが好きだったら、たくさんかけるように画材を買ってあげたり、昆虫好きだったら、昆虫採集に出かけたり、博物館に行ったり、図鑑を借りたり、鉄道好きだったら、いっしょに見に行ってみたり、ピアノをがんばっている子だったら、たくさん聴いてほめてあげたり…。


とにかく、熱中するということが大切。
しかしそのためには、ママパパの応援が必要不可欠です。
そのサポートがあることで、子どもの打ち込み方が大きく変わります。


日ごろ、宿題や習い事に追われて忙しくしているお子さんに、夏休みこそ、熱中体験をさせてあげたいですね。


2 熱中している様子を写真に撮っておきましょう


「熱中してものごとに取り組んでいる」ことそのものが「研究」になります。
たとえば、「ピアノ」に熱中しているのであれば、弾いている姿や、つまずいてしまった様子、指使いの様子、練習している楽譜などを。


「昆虫」に夢中な子であれば、捕まえる様子や、観察している姿、えさをあげているところなどを写真におさめておきましょう。


3 ノート・スケッチブック・模造紙にまとめましょう


撮った写真をプリントアウトして、大きめのノート・スケッチブック・模造紙などに貼ります。


そして、写真のそばにコメント(説明・感想・気づいたこと)を書き込んでいきましょう。


たとえば、「がんばっているサッカー」がテーマならば、「この技は難しかったけど、こういうふうにしてみたらうまくいった」「コーチにこんなことを言われたから、こうしてみようと思う」「ライバルの○○くんのここがうまいから、まねしてみたい」といった具合です。


写真とともにまとめておけば研究を積み重ねてきた証拠になり、研究結果として提出することができますね。

【その2】 何かのついで型

【その3】 思いつき単発型