●パズルのおかげで大学の数学科に入れた
ある小学校のPTA主催で講演をおこなったとき、そのスタッフのSさんに聞いた話です。
Sさんの長男は、公立高校から5つの大学の数学科に合格しました。
Sさんによると、息子さんは小学生の頃から算数や数学のパズルが大好きで、いつもよくやっていたそうです。
「もしかしたら保育園の時もやっていたかも」とも言っていました。
算数・数学関係のパズルをざっくり分けると、数、図形、論理などの種類がありますが、息子さんはどの分野もよくやっていたそうです。
Sさんは、「お金がなかったので塾にはちょっとしか行かせられなかったけど、パズルのおかげで算数と数学はいつもよくできた」とも言っていました。
●パズルによって、試行錯誤しながら考える力がつく
算数・数学パズルのよいところはたくさんあります。
例えば、論理的に考える力、見えない空間をイメージする力、問題を解くコツやセンスなどが身につきます。
そして、もう一つ大事なのが、自分で試行錯誤しながら考える力がつくということです。
「ああでもない。こうでもない」と一生懸命考えて、解決の糸口が閃いたときはうれしいものです。
これによって、未知の問題について試行錯誤しながら考えることの楽しさを知ることができます。
また、同時にその力もつきます。
●「一生懸命考えれば解ける」という自信を持てるようになる
これが本当に大切なことであり、数学が好きでよくできる人は、みんな、このように考えることが好きですし、一生懸命考えれば解けるという自信も持っています。
未知の難問に出会うと挑戦意欲が駆り立てられて燃える、という人が多いのです。
難問を見るとすぐあきらめたり、めんどくさいと感じたりするようでは、数学が得意にはなれないのです。
このようなわけで、パズルで試行錯誤する力がついていると、算数・数学の授業やテストで難しい問題に出会ったときも、自分の頭を使って試行錯誤できるようになります。
●「遊びとして解く」か「勉強として解く」か
そもそも、パズルとは、数、図形、論理の問題を「遊びとして解く」ものであり、算数・数学とは数、図形、論理の問題を「勉強として解く」ことです。
つまり、やっていることは同じなのです。
「遊びとして解く」か「勉強として解く」かの違いに過ぎません。
ですから、算数・数学パズルをやっている時間というのは、算数・数学の自習をしているのと同じなのです。
ちなみに、私も算数パズルの本を2冊出していますので、よろしかったら活用してください。
●無理強いは禁物。好きなことを応援しよう
最後にひと言。
「パズルには全く興味がない」「パズルはどうしても苦手」という子もいます。
そういう子に無理強いしても効果はありませんし、よけいに苦手意識を持ってしまいます。
その子の好きなことや興味のある分野を応援して、そちらを伸ばしてあげてください。
