なかなか勉強に取りかかれない子がいる場合、ぜひ試して欲しいのがゲーム感覚で楽しく取り組める漢字正解クイズです。
例えば、次のような問題です。

クイズ1,「たつ」の漢字で正しいものに丸をつけよう

クイズ2,「だん」の漢字で正しいものに丸をつけよう

クイズ3,「かい」の漢字で正しいものに丸をつけよう

クイズ4,「はる」の漢字で正しいものに丸をつけよう

以上、4問ありましたが、いかがでしたか?
そんなに難しくないですよね。
簡単ですぐできて、1問25点とすれば100点満点がすぐに取れます。
実は、これが大切な点です。
 

脳科学によると、やる気をコントロールするのは脳の線条体という部位なのですが、これはリトルサクセス(ちょっとした達成感)を経験するとスイッチが入るそうです。
間違い探しクイズでリトルサクセスを味わうことができれば、それによってやる気スイッチが入るのです。

 
ですから、クイズが終わったらしっかりほめて、気持ちがホットなうちに「じゃあ、これやろう」と言って勉強に入ればよいわけです。
私の経験ですと、タイミングを逃してクールダウンしてしまう前に言った方がよいと思います。
 

同様のクイズは算数でも作れます。
例えば、次の中から正しいものを選ばせるという問題です。

クイズ5, 8+5=14 8+5=16 8+5=12 8+5=13
クイズ6, 14−8=7 16−9=6  14−5=9 13−6=8
 
もちろん、普通に簡単な計算問題をやるのでもウォーミングアップとしての効果はあります。
でも、「正解クイズ」という形にしてゲーム的な要素を持たせることで、子どものやる気がより高くなるという効果があります。
 

また、子どもに同様のクイズを作らせるのもよい勉強になります。
特に、漢字の場合は、クイズを作るために正しい書き方をしっかり意識しなければならないので、効果的です。
子ども同士で出題し合うのもよいでしょう。

初出『Smile(学研エデュケーショナル)


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