学校の宿題でよく出されるのが漢字書き取りです。
ところが、親も先生も薄々感じているように、実際はこの書き取りがあまり効果を発揮してくれません。
なぜかというと、子どもたちはただ漠然と漢字を書き写しているだけで、「覚えよう」という気持ちがないからです。
そこでお薦めしたいのがミニテストです。
例えば次のように言います。
「今からこの2つの漢字を覚えよう。後で覚えたかテストするよ。1問50点、2つで100点」。
そして、書き取りをさせてからテストをします。
2つなら簡単ですから、ほとんどの場合100点が取れます。
そしたら、大いにほめてから、ホワイトボードに「覚えた漢字」というタイトルでこの2つの漢字を書いておきます。
次の日、「昨日は100点ですごかったね。まだ覚えてる?」と言って書かせます。
もし2つとも間違えたら、「じゃあ、もう一度この2つを覚えよう」と言って、昨日と同じように書き取りとテストをおこないます。
もし1つ間違えた場合は、間違えた漢字と新しい漢字を書き取りさせてからテストします。
もし、100点だったら大いにほめて「じゃあ、今日はこの2つにチャレンジしよう」と言って、新しい漢字を2つ書き取りさせてからテストします。
このサイクルを毎日繰り返します。
たった2つなので、ほとんどの場合100点が取れます。
すると、だんだん楽しくなってきて、「今日も絶対100点取るぞ」という気持ちで臨めるようになります。
ホワイトボードの「覚えた漢字」が増えていくのも楽しいことです。
また、指書きでいいので、それらの漢字を覚えているか、毎日2,3こずつテストしてみましょう。
これがまた非常に効果的で記憶の定着につながります。
この一連の過程を常にほめながらおこなってください。
また、1日2つずつが無理な場合は1つずつでも大丈夫です
初出『Smile』(学研エデュケーショナル)
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