[ 問題 ]


子どもが勉強嫌いでなかなか勉強しません。どうしますか?


A.勉強の大切さを話して聞かせる

B.生活の中で楽しく知的に鍛える「楽勉」を工夫する

C.「なんで勉強しないの。勉強しなきゃダメでしょ」と言う









診断結果



Aを選んだ人:△

勉強の大切さを話して聞かせても大した効果はありません。
知的なことで楽しさを感じる経験をたくさんすることが大切です。



Bを選んだ人:◎

「楽勉」に心がけているとだんだん勉強の楽しさがわかってきます。
一見遠回りのようですが、実は一番の近道です。



Cを選んだ人:×

これで勉強する子はいません。
それどころか、逆効果になってますます勉強が嫌いになるだけです。


ポイント


勉強が好きでよくできる子は、日頃の生活や遊びにおいて、知的なことで楽しさを感じる経験をたくさんしています。
例えば、次のようなことです。


・カステラやピザ切るとき、親が分数について触れる

・俳句カルタ、漢字カルタ、歴史カルタ、地理カルタ、百人一首などで遊んでいる

・トイレにあるイラスト入りの地図を毎日見ている

・リビングに図鑑、地図帳、地球儀、国語辞典、電子辞書があって、話題になったことをすぐ調べている

・学習マンガがたくさんあっていつでも読める

・史跡、博物館、郷土館、美術館、水族館、動物園、昆虫館、科学館、工場見学、プラネタリウムなどによく行く

・読み聞かせや読書の時間を取っている


このように生活や遊びの中で知的に鍛えることを「楽勉」といいます。
楽勉の習慣があれば、勉強が楽しくなりだんだん学力がついてきます。
今まであまり心がけていなかったという場合は、今日からやってみてください。


ただし、親が焦って無理強いすると苦勉になってしまいます。
それだと効果がありません。
「楽しく、楽に」が原則です。
それに徹しつつ長い目で見てください。