ある塾での様子。
A君「先生、プリントできた」。
B先生「あれ、これ違ってる。これも違ってるよ。あ~あ、これも違う!何やってるの?3つも間違ってるじゃないの。もっとしっかり計算しなきゃダメだよ」。
A君「先生、プリントできた」。
B先生「あれ、これ違ってる。これも違ってるよ。あ~あ、これも違う!何やってるの?3つも間違ってるじゃないの。もっとしっかり計算しなきゃダメだよ」。
A君「……」。
B先生「はい、間違ったところ直そう」。
A君「いや、もう帰る」。
別の先生と子ども。
C君「先生、プリントできた」。
D先生「はい、合ってる、花丸。これも合ってる、花丸。これも花丸」。
C君「やったあ」。
D先生「よくがんばったね」。
C君「うん」。
D先生「惜しいのが3つだけあったね」。
C君「うん、惜しかった」。
D先生「じゃあ、間違ったところ直そう」。
C君「は~い」。
A君もC君も3つ間違ったところがあって、それを直すように先生に言われました。
でもC君は素直に直す気になりましたが、A君は嫌がりました。
なぜ、そのような違いが生まれたのでしょうか?
それは、B先生とD先生の話し方が違うからです。
B先生はいきなり間違っているところを指摘しています。
さらに「何やってるの?3つも間違ってる」とA君をとがめ、「もっとしっかり計算しなきゃダメだよ」などと、否定語を使って余分なことを言っています。
こういう言葉は、言っている方は指導のつもりでも、言われる方にとってはただの嫌みに過ぎません。
D先生は、まず合っているところを見つけて花丸をつけながらほめています。
まずほめられたことで、C君はうれしくなり素直な気持ちになりました。
そういうよい関係をつくった後で、D先生は「惜しいのが3つだけあった」から「直そう」と言っています。
「惜しい」や「3つだけ」などもC君にはうれしい言葉です。
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