その辺りの認識を深めていただくために、具体的に見ていきたいと思います。
例えば、社会においても、その教科書は説明的な文章の連続であり、子どもたちの日常生活では使わないような漢字、熟語、専門用語がたくさん出てきます。
しかも、かなり長い文章を読み取らなければなりません。
一例として、社会の教科書には次のような文章が出てきます。
「最終的な予算や法律の採決は、国会議員全員によって構成される本会議で行われるが、それ以前の具体的な審議は専門の委員会で行われる。
中でも、歳入と歳出を前もって見積もる予算について審議する予算委員会は、重要な事柄が審議されることが多い。
その理由は、全ての政治活動は予算の執行に関係するからである。」
子どもたちの多くは、社会の教科書に出てくる難しい漢字と見慣れない熟語の多さに戸惑います。
しかも、書いてある内容も子どもたちの生活とかけ離れたものであることが多いのです。
このような難解な文章を読んで理解する力が不足していれば、授業についていけないことになります。
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