曽根先生が教頭だった7年前にも講演に呼んでくれました。
そのとき以来の再会です。
和田小学校の時間割が非常に斬新で驚きました。
一般的には午前中に4時間目まで授業をやって、午後に5,6時間目になるのですが、和田小学校では午前中に5時間目までやっているそうです。
それでいて、業間休みはきちんと20分取ります。
その代わり、業間休み以外の授業の間の休み時間は10分でなく5分です。
昼休みは普通に30分取れて、週に一度は45分のロング昼休みも取っています。
この時間割にしてから、子どもたちも先生たちも時間的な余裕が出たそうです。
時間の余裕があると、子どもたちの気持ちも安定して生活態度が落ち着いてきます。
先生たちも、子どもたちの作文を見たり授業の準備をしたりする時間が取れます。
私は、午前中に5時間という時間割は考えたこともなかったですが、実際の時間割を見せられたら「なるほど!」と目から鱗の思いでした。
このような時間割は全国でも珍しいとのことで、作成に当たっては武蔵村山市立第八小学校の時間割を参考にしたそうです。
もう一つすばらしいと思ったのは、毎朝10分の読書タイムを取っていることです。
毎朝というのが実にいいです。
これによって子どもたちに読書の習慣がつきます。
朝の時間の使い方でよくあるのが、月曜日は漢字、火曜日は読書、水曜日は運動…などの日替わりメニューです。
でも、これだと「今日の朝は何だったかな?」となって、朝から子どもたちの生活リズムが乱れます。
毎朝必ず10分読書というのは本当にすばらしいです。
我が同級生、大いにがんばってます!
文部科学省の研究指定を受けているので、12月に研究成果を発表するそうです。
この時間割が広く知られるといいと思います。
講演はまたまた絶好調でした。
講演時間を110分いただけたので、話したいことがかなり話せました。
関係のみなさん、お世話になりました。
ありがとうございました。
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