少年鑑別所に務めている職員が書いた本を読んだことがある。


その本には、収容されている子どもたちが親のことについて話すとき、「うちの親は何を言ってもムダ」「うちの親父は聞く耳を持たない」「うちの親は話にならない」「オレのことを全然分かっていない」といった言葉が多いと書いてあった。

 
つまり、彼らは親が自分たちの話を受け入れて共感してくれないと思っている。
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