【質問】
お祭りの準備で近所の親子がみんな集まって作業しているとき、中学1年生の娘に「ちゃんと座りな」と注意しました。
すると、「あんた、うぜえ」と言われました。
もう恥ずかしくて顔から火が出るかと思いましたが、聞こえないふりでスルーしました。
でも、未だに「あれでよかったのか?言い返すべきだったのか?」と悶々としていま
す。
キャベログさん(中学1年 女子)
子育て・しつけ・学力・勉強・親子関係がみるみる変わる
●「来た、来た、反抗期」でゆとりを
思春期・反抗期の子どもとの接し方は難しいですね。
これで悩まない親はいないはずです。
中には、「自分の育て方が間違っていたのではないか?」と思ってしまう人もいるようです。
── 親野さんは本当にたくさんの子どもたちと関わってこられました。
今も昔も、子育てとは悩みが多いものですね。
23年間の教師生活で、担任として受け持った教え子は650人です。
すっかり顔がかわって道で会ってもわからない子も多いですが、「○○小学校の□□です」と言ってくれれば思い出します。
●子どもの状況を見てから話しかけよう。観察力が大事
子どもに何か言ったとき、「わかってるよ!」と反抗されると、頭に来ますよね。
それで、「わかってるならどんどんやりなさい」と言い返して、また「うるさい」と反抗される…。
さらに、「親に向かってうるさいとは何なの?」「うるさいからうるさいって言っただけ」「どんどんやらないからでしょ」「今やろうと思ってたの!」「うそ言いなさい」「もうやる気なくなった」などと言い合いになる…。
●反抗期は親にとっても苦難の日々
子どもが11歳くらいになると、それまでの児童期から少し抜け出して、次の段階の思春期前期に入ります。
この思春期前期は、小学校高学年から中学生前半まで続き、その後は思春期後期が18歳くらいまで続きます。