わたしはあるサイトで教育相談を受け持っていて、お母さん方から多くの相談や悩みが寄せられる。
なかには、非常に深刻なものもあり、ため息をついたり、頭を抱えたりすることもしばしばだ。
こうした相談などを読んでいて思うことは、子育て中の母親たちの負担が高まっているということである。
そのストレスはすべて子どもたちに向かう。
イライラして怒鳴りつけたり、暴言を吐いたり、たたいたりなど虐待となって表れるのだ。
子育て・しつけ・学力・勉強・親子関係がみるみる変わる
23年間小学校の先生を務めたのち、教育評論家として全国各地で講演会を行うなど、たくさんのPTAや保護者たちを見てきた親野智可等(おやのちから)先生。
PTAは、一体何が問題なのか?
昔と違い、忙しい保護者が増えたいま、なくしたほうがいいのか?
残すとすれば、どのような形がよいのか?
今のPTAと日本社会全体に共通する問題点について、お話を聞かせてもらいました。