カテゴリ: 先生のチカラ
「子どものため」と言いつつ、実は「自分のため」が多い親と先生
●「子どものため」と言いつつ、実は親のため
親にも先生にも言えることですが、大人が子どもに何かやらせるとき、必ず「子どものため」と言います。
でも、実はそれは大人自身のためでもあるのです。
そして、「子どものため」よりも「自分のため」の方が大きくなってしまっていることも非常によくあることです。
「共感」を最優先にすると人間関係がよくなる。仕事もプライベートもうまく回り始める
●ものすごい剣幕の保護者が…
私は、あるときT先生という女性の教頭先生と同じ学校に勤めたことがありました。
T先生は仕事もよくできましたし、人柄も素晴らしかったです。
笑顔が素敵でいつもにこにこしていて、人の話を本当によく聞いてくれる人でした。
子どもたちにも人気がありましたし、先生たちにも校長先生にも信頼されていました。
よく叱られる子は自己肯定感が持てなくなる
●毎日叱り続ける先生
ある小学校で私が2年生を受け持っていた頃のことです。
2年生の教室は1年生の教室の隣にあったので、よく1年生の教室の前を通りました。
1年生は3クラスあって、そのうち1組と2組の先生は二人とも本当によく子どもを叱る先生でした。
先生の何気ないひと言が子どもの人生に大きな影響を与える
●歌人・島秋人を支えた先生のひと言
「遺愛集」という歌集を残した島秋人(しまあきと)という歌人がいました。
彼が13才の時、貧乏な生活の中で最愛の母がなくなりました。
その後は、父親に疎まれ邪魔者扱いされ、他人からはバカにされて少年時代を過ごしました。
中学校卒業後に家出して放浪生活に入り、やがて窃盗や放火などを起こすようになりました。
あなたという先生とのよい人間関係を経験させて、他者信頼・人間信頼の経験を 増やしてあげよう
「フォレスタネット」先生の授業準備のための情報サイト
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●幼稚園・保育園の先生方にしておいてもらいたいこと
幼稚園・保育園の先生方は、子どもに対しても親に対してもほめることを基調にするといいと思います。(もちろん、小学校の先生方も同じです)
子どものいい表れや熱中していることを、プラス思考でたくさん見つけてほめることに徹してください。そうすれば、お互いの信頼関係が確実によくなります。