自分から調べ、学習できる子に育てるには、保護者はどんなことを心がければいいのでしょうか。


未就学児の子の保護者が注意したいポイントについて、小学校教師を20年以上務めた教育評論家の親野智可等さんに聞きました。




●五感をフルに使った遊びを


幼児期に大事なのは遊びです。
例えば砂場でトンネルを作るとき、子どもは友達と協力したり作り方を工夫したりします。


そのとき友達とコミュニケーションを取る力や試行錯誤しながら最後までやり遂げる力がつきます。


児童心理学の研究で、遊びの中で非認知能力を磨くことが心と頭の成長につながるとわかっています。


幼児期に先取りして読み書きや計算を学んでいる子は、小学校に入学した当初はよくできますが、遊びが不足していると高学年で伸び悩むこともあります。