中学受験・高校受験・大学受験・就職試験などを前にすると、誰でも人生の非常に大きな分かれ目にさしかかったように感じるものです。


つまり、「これで将来が決まる。人生が決まる」というように考えてしまいがちです。
当の子ども以上に、親御さんたちはそういう危機感のような思いを強く持つと思います。


受験指導をする塾の中には、そうしたことを言って、やたらに不安を煽ってくるところも少なくありません。


私としては、「イヤイヤそんなことはありませんよ。そんなことで人生は決まりません」と言いたいです。


受験直前のこの時期、親御さんには特に注意してほしいと思います。
親が抱えている負の感情はダイレクトに子どもに伝わります。


焦りや不安にとらわれていないか、親の側も試されているといっても過言ではありません。




●子どものやる気スイッチを親が押すことはできない


一方、子どもたちはどうかというと、彼らなりに受験というものについては大きなことだと感じてはいます。


みんなやはり不安ですし、どの子も「がんばらないといけない」という気持ちは持っていると思います。


でも、そういう気持ちはあったとしても、実際に勉強するかというとまた別の話になるわけです。


もちろん、子どもの中には、やる気スイッチが入って実際に目標に向かって勉強をがんばる子もいます。


でも、不安を抱えつつも実際にはそれほど勉強をしない子もいるのです。


しないというかできないというか、そこは微妙です。
学力が不足している場合もありますし、自己管理力がまだ育っていない場合もありま
す。


一番大きいのは、本当に大切であるはずの、内面的なモチベーションを持てていない子が多いということです。

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