●親はなぜ子どもを叱るのか?


勉強のことやしつけのことで子どもを叱っている人は多いと思います。


以前、ある雑誌の企画でフリートークをしていたとき、30代後半の女性が「子どもをもってはじめて、自分はこんなによく叱る人間だったんだとわかり、そのことに自分自身が驚きました」と言っていました。


お母さんたちからは、「もともと人を叱るようなタイプではなかったのに」「なるべく叱りたくないのに」といった声もよく聞きます。


なぜ親は子どもを叱るのでしょうか?
その理由はたくさんあって、複合的なものです。


1つには、自分自身が抱えているストレスが大きくて、弱い立場の子どもがそのはけ口になっている場合があります。


その証拠に、子どもが同じことをしても、自分の精神状態がよいときは笑って見逃せたりします。




●「子どもが将来幸せになれるように」という願い


そして、もう1つの大きな理由として考えられるのは、親には「子どもが将来幸せになれるようにしてあげたい」という願いがあるからです。


これは子どもを思う愛情のあらわれであり、親としては当然の気持ちです。


でも、子どもの立場になってみてください。子どもにしてみれば、叱られている今現在はまったく幸せではなく、むしろ不幸せです。


つまり、子どもの将来の幸せのために、今の幸せを犠牲にしているのです。
私はこれこそが間違いの元だと思います。

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