●〜受験に向けて親に必要な姿勢〜
受験をゴールと考えずに自然体で接する


親は子どもへの愛情から「受験はうまくいってほしい」と強く思って、どうしても力が入り過ぎてしまいます。


そういう親の緊張感や焦りは、子どもにとってはありがた迷惑なことがあります。
難しいことかもしれませんが、子どもには自然体で接することがいちばんです。


自然体でいるためには、親自身がもう一度自分の人生観を見つめ直してアップデートすることが大切です。


「受験は何のためにするのか」「自分たちの人生や生活がどこを目指しているのか」を改めて考え直してみてください。


人生の目的は「子どもが充実した人生を送って、幸せになること」であって、受験はそのための手段に過ぎません。


例えば「大学受験や志望校がゴール」という考え方になってしまうと、「絶対にここに入らないとダメ」と考えて、視野狭窄(きょうさく)に陥ってしまいます。


富士山に登るルートがいくつもあるように、子どもが幸せになる道筋はいくつもあります。


たとえ大学受験に失敗して浪人したり、大学に行かなかったりしてもそれですべてが終わるわけではない、ということを忘れないでください。


私が好きな言葉に「人間万事塞翁が馬」という言葉があります。


人生においては、周りの人が良いと思ったことが悪くなることもあるし、悪いと思ったことが良くなることもある。


物事には良いも悪いもない、という意味です。


私自身も、大学受験に失敗して自宅浪人してノイローゼになり、就職するときも2年間浪人して教師になりました。