1、2学期に比べると期間が短く、あっという間に過ぎてしまう気がする3学期。
でも、実は学年のまとめや、次の学年への準備などができる、とても重要な時期なのです。
3学期を有意義に過ごし、次の学年につなげるために、家庭でできることとは?
教育評論家の親野智可等先生に、目標の立て方や実践のコツ、おすすめの来年度への準備などをうかがいました。
●プラス思考の振り返りから新たな意欲へ
冬休み中に年が明け、新年の挨拶などを経て始まる3学期は、子どもにも新鮮な気持ちが生まれています。
一方で、3学期は学年でみると最終の学期。気持ちも新たに、目標を立てたり、次の学年への準備を始めたりできる時です。
さて、目標を立てる時に大切なのが、前向きな気持ちで、自分で決めること。
そのために、2学期までの学習や生活の様子をプラス思考で振り返るところから始めましょう。
まずは今の学年になって、がんばれたこと、成長したことをお子さまと一緒に挙げてみましょう。
テストや宿題のことだけでなく、早起きができた、忘れ物が減った、好きなことでがんばったなどでもかまいません。
子どもを前向きな気持ちにさせることがポイントです。
「自分は、けっこうがんばれるんだな」「できてよかったな」と感じられることが、次のチャレンジへの意欲につながります。
(中略)
目標は、おうちのかたから提案してもいいですが、決めるのは子ども自身で。
「動物博士になりたい」「サッカー選手になりたい」といった大きな夢や「通知表の『よくできる』を○個に増やす」「漢字のミニテストで一番になる」のような具体的なことなど、子どもが自分でがんばってみようと思えることがよいのです。
また、自分で決めることで、努力しようという気持ちも強くなります。
目標が定まったら、「そのためにどうするか」の約束をセットで考えましょう。
・動物博士になる! そのために3学期の間に○冊の本を読む
・サッカー選手になる! そのためにリフティングを毎日○分続ける
・漢字で一番になる! そのために毎日○字練習する
など、具体的な約束が決まっていると実践しやすく、目標があればモチベーションが高まります。
さらに、それを紙に書いて目に付く場所に貼ると効果がアップ。
文字にすることで目標が明確になり、気持ちが持続しやすくなります。
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