●これからの時代に本当に求められる力とは



今、時代は激変の最中にあり、子どもたちが社会に出る頃にはAIがさまざまな仕事を担うようになるでしょう。


多様性やSDGsが重視され、これまでのやり方が次々と見直されています。


そんな時代に求められるのは、目標を自分で見つけ、やる気を示せる人、アイディアがあって、熱意のある人です。


自分で課題を設定したり、指示なしに試行錯誤したりする能力はAIにはありません。


そして、こうした力は、仕事で活躍すること以上に、自分らしく幸せに生きていくために重要なのです。


自分でやりがいを見つけて楽しむ力があれば、プライベートでも人に流されることなく、生き生きと過ごすことができるでしょう。


では、そのために子ども時代に重要なことは、何でしょう。


今は塾や習い事に通う子どもが多く、相対的に自由な時間が減っています。
中には受験を控えて日々の大半を勉強に割いていることもあるでしょう。


学習も習い事も、決まった目標に向けて努力を積み重ねていくもので、先生に指示されたことをしっかり理解し、こなしていくことが中心です。


一方、自由時間は設定された目的や指示のない時間。すると子どもは自分の気が向くことを探し、楽しめるように工夫します。


この経験が大切なのです。




●自由時間を見直そう


毎日、ある程度は予定のない時間があるというご家庭でも、知らないうちに子どもを管理してしまっている場合があります。


よかれと思っての親心とはいえ、見直してみると、子どもにとってよりよい環境を与えられるかもしれません。


例えば、のんびりしたいのに「何もしないの?」と過ごし方に口を出したり、好きで絵を描いているのにアドバイスのつもりで指示をしてしまったり、大人の価値観で課題や結果を求めると、子どもはのびのびできません。


自分がやりたいと思うことだからこそ、子どもは積極的に行動し、努力や忍耐も発揮するので、とにかく任せるということが重要です。


ただし任せることと、指示しないこと、放置することは違います。

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