日々忙しい共働き夫婦やシングルマザー、シングルファーザーが子育てや家事に悩むケースは多いようです。
そこで、子育てや家事の負担を減らすための方法を解説します。
本来は楽しいはずの子育てで苦しんでいる人がたくさんいます。
特に、そのような傾向は1人で子育てをする母親や父親、あるいは夫婦共働きなのに「ワンオペ育児」(夫婦のうちどちらか一方に子育てと家事の負担が集中すること)に陥っている人に多く見られます。
親が苦しんでいる姿は当然ながら、子どもの発育に悪影響を与えるので何とかしたいところです。
そこで、今回は「子育て」と「家事」の負担を減らすための工夫や、子育てに悩んだときの対処法について紹介します。
●完璧主義になる必要はない
まず、家事や子育てのワンオペに陥らないためには、夫婦で子育てと家事を分担するのは当然のことですが、夫の理解がイマイチというケースが多くあります。
その場合、まずは、子育てと家事で必要な仕事を具体的にまとめた一覧表を作ることをおすすめします。
実際はやっているのに細か過ぎて忘れがちな、いわゆる「名もなき家事」にも名前をつけて一覧表に載せましょう。
例えば、「風呂の排水溝の掃除」「通販の段ボール箱をつぶす」「三角コーナーの生ごみをごみ箱に入れる」などです。
「一覧表を夫に見せることで初めて仕事の多さが分かってもらえた」という話もよく聞きます。
それを元に夫婦で話し合って、お互いの分担を決めましょう。
また、夫を上手に褒めることでやる気にさせた例もあります。
以前、筆者が聞いた話ですが、共働きのワーキングマザーのSさんはある日、リンスの詰め替え中にリンスの液体をこぼしてしまいました。
すると、夫が「もったいないじゃないか」と叱ったそうです。
Sさんが切れそうになるのをこらえて、「じゃあ、見本を見せて」と言うと、夫が上手に注ぎました。
そこで、Sさんは夫を褒めまくり、以後は夫がその手の仕事を全て行うように誘導することができたそうです。
子どもができることは子どもに任せるとよいでしょう。
筆者は以前、「通販の段ボール箱をつぶす仕事を子どもの仕事にしたら、子どもが喜んだ」という話を聞いたことがあります。
洗濯物を取り込んだ後で、裏返しになっている洗濯物を見つけて表に戻す作業を喜んでやってくれる子もいます。
Kさん(女性)の家では「風呂掃除をするときに水鉄砲を使ってもいい」というルールを設けたところ、子どもが毎日喜んで風呂掃除をやるようになったそうです。
「バスタブなどを洗った後に、残っている浴室用洗剤を水鉄砲で洗い流すのが非常に楽しいから」だということでした。
父親と息子にきれいな雑巾を渡して部屋の掃除をさせ、……
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