親子関係をよくすることは、一般的に親御さんたちが思っている以上に大切です。


親子関係は、子どもにとって自己肯定感と他者信頼感の土台であり、親子関係が悪いと自己肯定感も他者信頼感も育ちません。


親子関係がよければ、思春期に何か悪い誘惑があっても、大事な親に心配をかけたくないという気持ちが働いてブレーキがかかります。


逆に親子関係がよくないと、「どうせ僕なんか(私なんか)どうなってもいいんだ」「親に心配させてやれ」「本当に心配してくれるか見てみよう」などの気持ちが無意識のうちに働いて、ブレーキがかからなくなる可能性があります。


親子関係がよいと勉強にも運動にも集中できます。
親子関係が悪いと気持ちが不安定になるので、当然、勉強にも運動にも集中できません。


こういった親子関係の大切さについては、こちらに詳しく書いてありますので、ぜひ参考にしてください。↓↓↓


では、親子関係をよくするうえで大事なのは何でしょうか。
いろいろなことが挙げられますが、私が強調したいのは、やはり「言葉」です。


なかでも、次の2つに気をつけることが大切です。


1. 否定的な言葉をやめて、肯定的な言葉や共感的な言葉を使う
2. 言葉の順番を意識する


いくつかの具体的な場面で考えてみましょう。




●不十分なところを直してほしいとき


子どもが玄関を掃除するのを見て、いきなり「隅にまだゴミが残ってる。ちゃんと掃かなきゃダメ」では、子どもとしてはつらすぎます。


言葉の順番として、まずは「いつもありがとう。助かるよ」という肯定的なひと言が大事です。


その後で、「ついでにその隅のゴミも取っておいて」と言えば、子どもも喜んでやってくれます。


このように、最初に肯定的な言葉があれば、そこで子どもの気持ちがオープンになります。
その後で、こちらが言いたいことを言うようにすれば、気持ちよく受け入れてもらえます。


Yさんの経験談です。


子どもが洗濯物をたたんでくれたのですが、Yさんは「ちゃんと端と端を合わせなきゃ」と言ってしまいました。


すると、子どもは「もうやらない」とつまらなさそうに言いました。


Yさんは「しまった」と思ったのですが、後の祭でした。
まずは、「ありがとう。助かるよ」のひと言があるとよかったですね。


その次に、「これ、端と端が合っていて気持ちいいね」とうまくできている部分をほめるなどして、最後に「じゃあ、これも端と端を合わせてみよう」と言えばよかったと思います。


子どもが食器をテーブルに並べてくれたら、「お箸は箸置きに置かなきゃダメ」ではなく、「ありがとう。助かるよ」と言いましょう。


その後で、「ここに箸置きがあるから、使ってね」と言えば、子どもも気持ちよくやってくれます。


子どもが書いた字で、どうしても直させたい字があるなら、いくつかほめた後で「これを直そう」と言いましょう。


ほめられた後なら、子どもは喜んでやってくれます。




●子どもに片づけてほしいとき


夕食の時間になったのに、食卓が子どもの玩具でいっぱいだったとします。


このとき「これじゃ食べられないでしょ。片づけなきゃダメ」では、子どもは嫌な気持ちになりますし、反抗したくもなります。


まずは、「いっぱい遊べたね」とほめてあげるといいですね。


あるいは、親「これ、どうやって作ったの?」


子ども「これをこうして作ったんだよ」
親「よく考えてるね!」


というように、楽しくおしゃべりするのもよいでしょう。


その後で、「さあ、片づけて夕飯だよ」と言います。
この順番ならおたがいに幸せな気持ちになります。




●子どもが「見て見て」と言ってきたら


子どもが「できた。見て見て」と言ってきたのに対して、「今、手が離せないでしょ。ちょっと待ってなさい」では悲しすぎます。


そこは、「できたねえ。すごい」とひとまず受け入れましょう。


それから、「これだけやっちゃうから、ちょっと待っててね。後でよく見せて」と言ってあげてください。


この順番なら、子どもも安心して待つことができます。




●子どもの帰宅が遅くなったとき

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