新しい大学入試制度も始まり、子どもたちの教育現場でも新たな価値観、特に「思考力」が求められるようになってきました。


AI化、グローバル化、さらにはコロナ禍で激変していくこれからの時代、子どもたちが「考える力」を身につけて生き抜いていくには?


人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としてもおなじみの教育評論家・親野智可等先生にそのヒントを教えていただきました!




●これからの時代を生き抜くには「自分で考える力」が大事


──時代の変化に伴い、「思考力」がより重要視されるようになっています。
先生はこの流れをどう捉えていますか?


ひと昔前までは、与えられた知識を理解して記憶することが“頭がいい”とされていたけど、激変していくこれからの時代は、それだけでは時代においていかれてしまいます。


大学入試、就職試験まではうまくいったとしても、社会に出たら自分で課題をみつけてどうするかを考え、解決しなければならない。


答えがない、正解がない。
そういうときに、自分で考えていかなきゃいけない。
いわゆる「思考力」が重要になります。


子どもたちはそういう時代を生き抜いていかなけれ ばならないのですから、勉強の仕方もこれまでと同じようにはいきません。


──先生が考える「思考力」とは?


大きく分けると「想像する力(イマジネー ション)」「論理的に考える力」「ひらめき(クリエイティブ)」の3要素。


これらをバランス よく、同時に伸ばしていくことが大切です。


こうした力は遊びのなかで身につけることができるんです。


例えば幼稚園児が砂場遊びをしていて、もっとお山を大きくしたいと思ったら、砂を足したり、水を混ぜたり、新しい道具を試したり、それでもうまくいかなかったら友だちに手伝ってもらったりと、いろんなことを考えますよね。


自分でやりたい目標をつくり、その達成のために試行錯誤することで、考える力や非認知能力がグンと伸びます。


友達と協力することでコミュニ ケーション力も備わります。
子どもは熱中して遊びのなかで自然と考える力を身につけていきます。




●毎日の親子の会話から考えるヒントがみつかる


──親として心がけておくことはありますか?


親子のコミュニケーションはとても大事ですね。
親子の会話がないと思考力は育ちません。