●今の親が願う子どもの姿
親は、子どもに対していろいろな願いを持っています。
一般的に多いのが、次のようなことです。
「なかなか勉強してくれない。宿題も、何度も言われてやっと始める。自分から進んで勉強するようになってほしい」
「やるべきことをやらずに、自分がやりたいことだけをやる。ちゃんとやるべきことをやってから、自分がやりたいことをやってほしい」
「親に言われなくても自分で進んで次の日の仕度をして、忘れ物もしないようになってほしい」
「勝手なことをしないで、何事も周りのみんなと協力して取り組めるようになってほしい」
そのほかにも、「整理整頓・片づけができるように」「忘れ物をしないように」など、たくさんあります。
●親が願わない子どもの姿
では、次のような願いはどうでしょうか。
「自分のやりたいことを自分で見つけて、どんどんやってほしい」
「自分のやりたいことには最大の集中力を発揮して、時間の経つのも忘れて取り組んでほしい」
「人と違う自分らしいオリジナルな発想ができる子になってほしい」
「同調圧力に負けず、自分の意見を言ったり、行動できたりする子になってほしい」
不思議に思うのは、私が先生だったときも教育評論家になった後でも、この後者のような願いを聞いたことがないということです。
前者も後者も、両方とも大切なことだと思うのですが、後者のほうは全く聞いたことがないのです。
では、なぜ親は前者のような願いを持ち、後者のような願いを持たないのでしょうか?
そして、その違いはどこから来るのでしょうか?
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