●夏休みには本物体験を


今の子どもは加工された情報にはたくさん触れていますが、本物体験が少な過ぎます。
特に心配なのが都会の子どもたちの自然体験が少ないことです。


たくさんの落ち葉を布団にして寝てみたらすごく温かかったとか、夏の草むらでむせるような草いきれの匂いに包まれるとか…。


あるいは、青虫をジックリと観察したり、クモの糸に水が滴っていて美しいなあと感じたりなどです。


こういった本物の自然体験が、子どもの感性を刺激してくれます。


それが「絵に描いてみたいな」「日記に書いてみよう」などの芸術的な創造活動の源になります。


同時に、その体験は知性も刺激して、「なぜこんなにきれいなんだろう。もっと知りたい」
という知的な探究の源にもなります。


こういう経験がないまま、授業で昆虫についてとか自然についてなどの勉強をしても、意味がありません。


先生に「カブトムシはサナギになるので完全変態で、バッタはサナギにならないので不完全変態。テストに出るから覚えて」と言われて頭だけで暗記してもすぐ忘れてしまいます。
この勉強を面白いとも感じないでしょう。


でも、自分で実際に完全変態と不完全変態の昆虫を飼育した経験がある子だったら、自分の体験と照らし合わせて「なるほど」と深く納得するでしょう。


そして、この勉強をとても面白いと感じるでしょう。

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コンパス@アルク

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