問題1:子どものプリントに間違いを2つ発見。何と言いますか?

A「2つ違うから直して」
B「8こも合ってる。2つだけ直して」


Bはまず肯定しているので、子どもはうれしく感じます。
その後で「直して」と言われれば素直に聞けます。
また、「2つだけ」なので簡単そうにも思えます。
いきなりAのように言われると、ちょっと嫌な気がしてしまいます。


問題2:手が離せない作業をしているとき、子どもが「できた。見て見て」と言ってプリントを見せに来ました。何と言いますか?

A「ちょっと待ってね」
B「できたねえ。ちょっと待ってね」


ついAのように言ってしまいがちですが、これだと拒絶されたように感じる子もいます。
その場合、「見て見て」としつこく言い続けることになります。
Bのように一端受け止めてあげると、子どもは安心して待つことができます。


問題3:子どもが転んで「痛い」と言いました。何と言いますか?

A「大丈夫だよ」
B「痛いねえ、痛いねえ…。大丈夫だよ」


Bのように共感してもらえると、子どもは「痛いのがわかってもらえた」と感じて安らかになります。Aだと「こんなに痛いのにわかってもらえない」と感じてしまいます。

初出『Smile』(学研エデュケーショナル)

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