立派な大人になってもらおうと、親が子どもをしっかりしつけたい気持ちは分かります。
しかし、「しつけ」を優先するあまり、子どもの気持ちをないがしろにするのは、人間として正しい行為とはいえません。
子どもが健やかに育つためには、まずは親自身が一人の人間であることを自覚する必要があります。
●子どもに共感力を示すこと
以前、こういう光景を見たことがあります。
駅の改札で、子どもが「切符がない」と言って泣き出しました。
持ち物から察するに、親子でハイキングにでも来たのでしょう。
親は「だらしがないからだ。いつも言ってるだろ」と叱りつけ、「早くしなさい」と言うばかりで、手伝いもしないでにらんでいます。
多分、その子は日頃からだらしなく、親は「直さなければ」と思っているのでしょう。
せっかくの楽しい時間が台無しで、筆者はとてもかわいそうに思いました。
こういうときは、親がまず「大丈夫だよ」と言って安心させてあげて、それから、一緒に探してあげるのが人間として当然の行動だと思います。
そうすれば、子どもは親に感謝しますし、ますます親のことが好きになります。
また、友達や兄弟が困っているときに、自分が親と同じような思いやりのある行動ができるようになります。
しかし、親には「しつけなければ」という思いがあるので、この当然のことができません。
このように、親が「しつけ」を優先することで、人間として当然のことができなくなることがよくあります。
●職場でできて、子どもにはできない
もし、一緒に歩いている人が転んだら、普通はまず「大丈夫?」と声を掛けて、それから起き上がるのを助けるはずです。
これが人間として当然の行動です。
ところが、子どもが転んだときは、親の中には「何やってるの。ちゃんと歩かなきゃダメでしょ」と叱り、さらに「泣いていないで自分で起きなさい」などと突き放してしまう人がいます。
もし、大人同士で一緒に食事をしている人が「もう食べられない」と言ったら、笑いながら「そうだよね。この店、ちょっと量が多いよね」などと言うはずです。
ところが、子どもが「もう食べられない」と言うと、親の中には「残さず食べなきゃダメ」などと言って、無理やり食べさせようとする人がいます。
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