●父親に絶対会いたくないと思っている長男
私は、今までに親子関係が崩壊した例をたくさん見てきました。
原因はすべて親のほうにあります。
これは60代の花田さん(仮名)という男性の例です。
彼は子どもの頃から勉強も運動もできて、性格も几帳面でリーダーシップもありました。
成人になってからは、仕事もよくできて、地域のリーダー的な存在でした。
それで、長男が生まれたとき、「自分のように立派な男にしたい」と思ったそうです。
しかし、長男は、父親とはまったく違うタイプでした。
花田さんから見ると、軟弱で能力が低くて怠け者のように見えました。
彼は、長男をよく叱って厳しくしつけました。
「しつけにうるさい厳格な父親」でなければ、立派な男にはできないと思い込んでいたそうです。
その結果、どうなったかというと、親子関係が完全に崩壊しました。
ひと言で言うと、長男は花田さんのことが大嫌いです。
長男は、大学受験で地元の大学をわざとすべて落ち、北海道の大学に入りました。
父親からできるだけ遠くに行きたいという、ただそれだけの理由で北海道を選んだのです。
その後、北海道で就職しました。
今は1年に1回だけ実家に帰ってきます。
それは母親に会うためです。
父親には絶対に会いたくないので、父親がいない日を確認してから来るのです。
●母親と会いたくない息子
次は、50代後半の赤井さん(仮名)という女性の例です。
赤井さんには、女の子と男の子がいました。
上の女の子は、小さいときから自分で何でもできて、手がかかりませんでした。
生活態度もしっかりしていましたし、勉強も自分で進んで取り組めました。
ところが、下の男の子が正反対のタイプでした。
生活態度がだらしなくて、やるべきことをやらない、やりたいことしかやらない、片づけができない、何度言ってもできない、話も聞かない、という感じでした。
勉強も、何度も言わないとやり始めません。
やったとしてもいい加減で、ノートの字も雑でした。
それで、赤井さんは毎日よく叱っていました。
いけないとは思いつつ、姉と比べてしまうこともあったようです。
その結果、どうなったかというと、…
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TOMAS スカラ
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