私は、みなさんに、子育ての初心に返ることをお勧めしています。
そのためにいいのが、まず、子供の寝顔を見ることです。
 

夜、子供が寝入ったとき、子供の寝顔をじっくり見てください。
寝顔を見ていると、子供が生まれたときのことやもっと小さかったころのことが思い出されてくるはずです。
すると、そのころの親自身の気持ち、つまり初心も思い出されてくるはずです。
 

いつも時間に追われていると、こういう時間はなかなか取れないものです。
それで、いつの間にか、親の言うことを聞かなかったり困らせたりする子供の顔ばかりが親の心に刻まれるようになってしまいます。
 

でも、寝顔には子供の本来の顔が表れます。
そうなのです。
それこそ、その子本来の顔なのです。
 

親を困らせる子供の顔は、その子の本来の顔ではないのです。
子供が起きているときそういう顔にならざるを得ないのは、もともと親が子供のありのままを受け入れずに自分の欲を押しつけているところにすべての原因があるのです。
 

次に、子供の写真を活用するのもいい方法です。
赤ちゃんのころから今までの子供の写真を、つね日ごろから自然に見られるようにしておくのです。
 

そういう写真の効果は絶大です。
それは、常に子育ての初心を思い出させてくれます。
ですから、目につくところにたくさん貼っておくといいでしょう。
アルバムにしまっておくと、つね日ごろから見ることができないので、貼り出すことが大切です。
 

あるお母さんは、ケータイの待ち受け画面に使えるように子供の写真をたくさんデータフォルダに入れてあるそうです。
そして、日替わりで待ち受け画面の写真を入れ替えているそうです。
 

次に、母子手帳や父子手帳を読み直すのもいい方法です。
日記をつけていたひとは、それもぜひ読み直してみてください。
 

そこには、子供の病気について心配したこと、子供のほんのちょっとした成長に喜びを感じたこと、子供の何気ない仕草にかわいらしさを感じたことなど、いろいろなことが書かれているはずです。
 

やはり、文章の力も偉大です。
自分でも忘れていたことが、自分の書いた文章によって鮮やかに思い出されてくるはずです。
そして、そのころの気持ち、つまり初心も思い出されてくるはずです。
 

このようないろいろな方法で、ぜひ、つねに子育ての初心に返ってください。
そうすれば、自分のストレスを子供にぶつけるなどということは到底できなくなります。