子どものほめ方にもいろいろありますが、最近私が注目しているのが写真を使って子どもをほめる「ほめ写」です。


例えば、子どもがピアノの練習をがんばっているところや一生懸命お風呂掃除をしているところを写真に撮って、目に付くところに貼っておくのです。
あるいは、陸上大会で優勝してトロフィーをもらった、ピアノ発表会の舞台で輝いている、などの写真もいいです。


つまり、努力の過程と達成の瞬間の写真です。
こういう写真を毎日目にしていると、「ぼくはがんばれるんだ」「私はやれるんだ」と感じられるようになり、自己肯定感が高まります。
写真がその証拠です。


よい写真は、貼ってあるだけで24時間無言のメッセージを発し続けてくれるのです。
 

もう一つお薦めしたいのは家族写真です。
お父さんに抱っこされている。
お母さんと一緒に笑っている。
家族に囲まれて自分もその中でにっこり。


こういった写真を目にしていると、「自分には温かい家族がいる。お母さんもお父さんも私を大切にしてくれる。愛されているんだ」と感じられるようになり、親への信頼感が育ちます。
 

また、兄弟で仲良く遊んでいるとか姉妹で一緒に笑っているなどの写真もいいですね。
こういった写真を目にしていると「ぼくたち仲がいいんだ」と思えるようになり、実際に兄弟の仲がよくなる可能性が高まります。
 

学研教室でも、子どもたちの輝いている写真をはってあげてください。
経営的な面からいえば、学研教室の友達や先生と一緒に笑っている、勉強をがんばっている、などの写真は特にお薦めです。
こういう写真を見ていると、「学研教室で友達や先生と楽しく過ごしている」「自分は勉強をがんばっている」と感じられるようになる可能性が高いからです。
 

ただし、写真の枚数には気をつけて、どの子にも公平にしてください。
もし、子どもが「他の子と比べて自分の写真は少ない」と感じるようなことがあると、その子はさみしく感じます。

初出『Smile』(学研エデュケーショナル)

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