●整理整頓や片づけの上手下手は生まれつき


整理整頓や片づけが上手な人と下手な人がいます。
私は、これはほとんど生まれつきの資質だと思います。


親のしつけや指導によって、それほど変わるものではありません。


私は、小学校の教師として650人の子どもを担任し、きょうだい関係の10人を差し引いて、640件の家を家庭訪問しました。
証拠は、いたる所で見てきました。


ある家に行くと、家の中がとても整理整頓されていてきれいです。
親もきょうだいもみんな整理整頓が上手です。


でも、そんな中でただ一人だけ苦手でできない子がいるのです。
こういう子はたくさんいます。


逆もありました。
家の中はごちゃごちゃで、親もきょうだいもみんな整理整頓が苦手です。


でも、一人だけ上手にできる子がいるのです。
環境は最悪、見本も最悪、親の指導もゼロです。
にもかかわらず、ちゃんと整理整頓ができる子がいるのです。


こういう実例をたくさん見てきて、私の中では結論が出ています。


再度言いますが、整理整頓や片づけの上手下手は、ほとんど生まれつきです。
だから、同じきょうだいでも違ってくるのです。




●同じきょうだいでもいろいろな面で違う


そして、事は整理整頓だけではありません。
同じきょうだいで違うことはたくさんあります。


同じきょうだいでも、やるべきことがテキパキできる子もいれば、そうでない子もいます。
朝、自分で起きる子もいれば、そうでない子もいます。
せっかちな子もいれば、マイペースな子もいます。


社交的な子もいれば、内向的な子もいます。
算数が得意な子もいれば、苦手な子もいます。
運動神経がよい子もいれば、そうでない子もいます。


同じ親から生まれたのに、まったく違います。


同じ環境で育ち、親という見本も同じで、親の指導も同じです。
にもかかわらず、いろいろな面で違います。




●良いにつけ悪いにつけ、生まれながらの資質というものは大きい


これは、一体何を意味するのでしょうか?
それは、生まれつきの資質というものがいかに大きいか、ということです。


良いにつけ悪いにつけ、生まれながらの資質というものは、実に大きいのです。
そうでなかったら、きょうだいみんな同じように育つはずです。
環境が同じで、親という見本も同じで、親の指導も同じなのですから。


でも、現実はそうなっていませんね。
それは、生まれつきの資質というものが、本当に大きいからです。


それを無視して、同じような結果を求めても無理です。
その子の生まれつきの資質に合わせた対応が必要なのです。




●人生は3つの要素で決まる


人生は3つの要素で決まります。


1つめは「生まれつきの資質」です。
資質とは才能と性格です。


才能とは、数字に強い・弱い、言葉による表現が得意・苦手、リズム感がある・ない、運動神経が良い・悪い、絵が上手・下手、整理整頓が上手・下手などです。


そして、性格とは、テキパキ行動できる・できない、せっかち・マイペース、社交的・内向的などです。


2つめは、「環境」です。
環境の中で最大のものは、親という存在です。


中でも親の言葉は大きいのです。
否定的に叱ってばかりの親だと、子どもは伸びません。
ほめるのが上手な親なら子どもは伸びます。


3つめは、「本人の自由意志」です。


たとえ、1つめの「生まれつきの資質」という点で恵まれていなくても……。
さらに、2つめの親という環境がひどかったとしても……。


あるとき、本人が「自分はこんなことではいけない。よし、やるぞ」と自覚して、そこで自由意志を発動して、やる気になれば伸びていけます。


でも、それは早くて思春期以降、たいていの場合は大人になってからのことです。
つまり、自分の人生を真剣に考えられるようになってからのことです。


「こんなにだらしのないままでは、自分の将来は真っ暗闇だ。なんとかしなければ」
「このままでは仕事をクビになってしまう。真剣に直さなければ」


「自分はこの夢を実現したい。そのためには、もっと時間を意識して行動しなければ」
「私はこの資格を取りたい。そのためには、もっと○○しなければ」


大人だったら、このように考えて、自覚的に方向転換することができます。


人間は、資質や環境の奴隷ではありませんから。
自由意志で自分を創造することこそが人間の尊厳なのですから。




●子どもは「今・ここ」にありのままに生きているからかわいい


でも、何度も言いますが、これは大人になってからのことです。
早くても思春期以降です。


子どもに望んではいけないことです。
なぜなら、子どもという存在は、自分の人生とか将来などといったことを真剣に考えることができないからです。


子どもたちは、みんな「今・ここ」に全力で生きています。
過去も未来も関係ありません。


「今・ここ」に自分の全てを注ぎ込んで、ありのままに一生懸命生きています。
生まれつきの資質も含めて、自分のありのままということです。

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