東京都内在住の阿部さん(仮名)の家では、リビング学習を始めてからいろいろよい効果があったそうです。
でも、当初はいくつか問題点もあったそうです。
でも、当初はいくつか問題点もあったそうです。
当初、勉強に必要な教科書、ドリル、ノート、問題集などの教材や文房具を、基本的には子ども部屋に置いたままでした。
それで、必要になるたびに子ども部屋に取りに行っていたので、そのたびに集中力が途切れました。
また、それらの物が子ども部屋とリビングの2カ所に分散して置いてある状態になったので、学校の支度に余分な時間がかかったり、忘れ物をしたりすることもありました。
阿部さんはそういった問題に気づくまでに一ヶ月かかりました。
気づくまでは、支度に時間がかかることと忘れ物が増えたことで子どもを叱っていました。
気づいたときには「あっ、そうか。ごめん」と思ったそうです。
それで、リビングにそれらの置き場を作ってあげることで解決したとのことです。
このお話を聞いて、何事にもメリットとデメリットがあるものだと再認識しました。
当然、リビング学習(ダイニング学習も含む)にも一長一短はあるわけです。
短所については、放っておくのではなく何らかの工夫をすることが大事ですね。
リビング学習(ダイニング学習も含む)には、次のようなメリットとデメリットがあります。
●メリット
・親がそばにいることで、子どもは安心できる。それによって集中力が高まる
・勉強ができたらすぐ見てもらえる。すぐほめてもらえる。それで勉強が好きになり学力が上がる
・わからないところは、すぐ教えてもらえる
・親が子どものつまずきポイントに気づきやすい
・コミュニケーションや触れ合いを深めながら勉強できる
・日記を書くときは、親子でおしゃべりすることで中身を膨らませることができる
・子どもの集中力が途切れるときは、親がすぐにケアできる
●デメリット
・否定的な言葉が多い親だと、かえって子どものやる気がそがれる
・照明が勉強用になっていないと照度不足になり、目が悪くなる
・テーブルや椅子の高さが勉強用になっていないと姿勢が悪くなる
・家族が出す音が許容範囲を超えると集中力がそがれる
・テレビがついていると集中力がそがれる
・消しゴムのかすなどでテーブルが汚れる。逆にソースなどで教科書やノートが汚れる
・勉強に必要な教材や文房具の置き場所を設置しておかないと乱雑になる
今リビング学習をしている家庭でも、何かしらの問題点があるかもしれません。
まずは、それに気づくことが大事ですね。
阿部さんも気づくまでに一ヶ月かかったわけで、気づくまでは子どもを叱って済ませていたということです。
ですから、まずは、子どもの様子をよく観察してみましょう。
そして、上手くいかない点があったらその原因を探ってください。
原因がわかったら、次は具体的な改善策を考えて実施するということになります。
これは、子育てや教育だけでなく、仕事でも同じですね。
というより、人生の諸事万端において言えることかもしれません。
リビング学習については、こちらにより詳しく出ています。
↓↓↓↓↓
大流行「リビング学習」は"諸刃の剣"である やり方次第で学力が下がることも
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