ある人が言っていました。
「親子でも会社でも、人間関係で言葉が大事だということはわかります。
本やネットで読んだりすれば、なるほどこう言えばいいのかとわかった気になります。
でも、いざその場になるとうまい言い方ができません」
たしかに、そうですね。
本やネットにはうまい言い方がたくさん出ています。
でも、いざとなるとその場に応じて上手に伝えることは難しいものです。
本やネットにはうまい言い方がたくさん出ています。
でも、いざとなるとその場に応じて上手に伝えることは難しいものです。
でも、大丈夫。
基本はそんに多くはありません。
まず大切なのは、「自分が言われて嫌な言い方をしない」ということです。
もっと具体的に言えば、相手をとがめる言い方や相手を否定する言い方はNGということです。
例えば、次のような言葉です。
また○○してない
○○しなきゃダメでしょ。
なんでまるまるしてないの。
何度言ったらできるの。
ちゃんとやってよね。
日頃から、自分の心を観察しているとだんだんわかってきます。
誰かが何か言ったとき、あなたがイラッときたらそれはNGな言い方です。
そのとき、「自分はこういう言い方は絶対しない」と心に刻みましょう。
同時に、そのことを教えてくれた相手に感謝しましょう。
相手に「これはよい言い方ではない」と伝える必要はありません。
相手が「そうだね。気をつけるよ」と言う確率は非常に低いからです。
逆に相手からもっとひどい言葉が返ってくるのが関の山です。
それより、まず自分が変わりましょう。
「相手を変えよう」「言葉について大切なことを教えてさしあげよう」などと思う必要はありません。
あなたがどんどん変わって相手をとがめる言葉を口に出さなくなれば、やがて相手もすこ~しずつ変わってきます。
でも、それを期待するとイライラするので、期待してはいけません。
あなたにできるのは、「自分が言われて嫌な言い方をしない」と決めて実行することだけです。
あなたにできるのは、自分を変えることだけです。
なお、言葉の工夫についてはこちらもご参考にしてください。
まずはこれ「必読コラム」
お悩みがある方は「教えて! 親野先生」をお読みください
親力アップの基本はこの連載で
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