世の中の変化はめまぐるしい
今までもそうだったが、これからはもっと加速度的にそうなる


今まであったものがなくなり、なかったものが登場する
あった仕事がなくなり、まったく新しい仕事が生まれる
正しいとされていたことが×になり、×だったことが○になる
価値のあったものが無価値になり、見下されていたものが仰ぎ見られるようになる
人々の価値観も多様化するし、世代間ギャップも大きくなる

こういう時代にあって私たちはどう生きるべきか?
次の4つを挙げたい。

1,センサーを敏感にして常に新しい情報をインプットする
2,よさそうなことは試しにチャレンジしてみる
3,やってみてよければ続ける。自分に合わないなら無理に続けない
4,1,2,3をしながらも、常に自分の価値観で生きる。自分が楽しめることに注力する。好き・得意を伸ばす

1について
これがないと、古い情報や間違った知識にとらわれて生きることになる。
健康情報も、ビジネス情報も、生活の知恵も、常にアップデイトが必要だ。

2について
これがないと、自分の埋もれている可能性が花開かない。

3について
これがないと、自分に合わないことをいつまでも続けて、時間とエネルギーのムダづかいになる。子どもの習い事も同じだ。

4について
これがないと、常に他人の価値観や世間の流行に従って生きることになる。

偏差値が高いからという理由で医者になろうとするとか。
みんなが読んでいるからという理由でベストセラーばかり読むとか。
受験がブームだから受験するとか、させるとか。
いい大学を出たから国家公務員になるとか。

自分はどう生きたいかということがないと、常に振り回されたまま一生が終わってしまう。
自分がないまま激動の時代に飲み込まれて、あっちへホイホイ、こっちへホイホイで終わってしまう。

自分が楽しめることは何なのだ?
自分が好きなことは何なのだ?
自分がやりたいことは何なのだ?
そして、それらは自分が得意なことでもある。

これは得意だ。
これなら自分は自信がある。
これなら人に負けない。
こういうものがある人は強い。
自分の土俵で勝負できる人は強い。
他人が何を言おうが関係ない。

つまり、スペシャリストだ。
何でも一応できるというジェネラリストではない。
エネルギーを一点集中させれば、誰でもスペシャルな存在になれる。
そして、それは自分が楽しめる分野でなければ無理なのだ。
嫌々やっている分野でスペシャリストになれるはずがない。
そんな時間は全てムダだ。

でも、やり始めて途中で飽きたり、別のものに心引かれたりすることもある。
もちろん、そういうこともよくあるし、それはぜんぜんOKだ。
自分が飽きたらやめて、別のやりたいことをやり始めればいい。
自分が選んで自分が楽しく熱中して、それに途中で飽きたなら全然問題ない。
それらの全ての経験が自分の中に良き栄養となってくれるからだ。

こういう生き方が一番大事だ。
子どもにもこういう生き方をさせてあげてほしい。
常に親の価値観を押しつけていたら、子どもが自分の価値観で生きられるようになるはずがない。

最後にまとめ。
1や2のようなことも大事だ。
この2つがないとただの頑固者で終わってしまうし、新しい可能性も開かれない。

でも、最終的には自分だ。
変化の激しい時代に、自分を失っていては流されるだけで終わってしまう。
1,2と3,4のバランスが大事だ。
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