1年生の生活科に「秋を見つけよう。秋と遊ぼう」という単元があります。 
私が以前おこなった授業では、まず身の回りにある自然の中から秋らしいものを発表してもらいました。

 
「夜に寒くてカゼを引きそうになりました」 
この発表にはみんな大いに共感しました。

 
「電気を消してお布団に入ると虫の鳴き声がいっぱい聞こえます」 
「庭の銀杏の木が黄色になってきました」 
「休み時間にきれいな落ち葉をいっぱい集めました」 
「おばあちゃんがホッカイロを貼るようになりました」

 
子どもたちはそれぞれに秋を感じているようです。

 
「朝起きたとき温度計が18度に下がっていました。 
お風呂に入れるお湯の温度を40度から41度にしました」

 
「この子は理系かな」と思わせる発表でした。 
 

 
●自然の中、子どもたちの感性が全開に


 
その次は、秋ならではの物、つまり「秋の宝」を集めてそれを使って工作をしました。 
周りに十分な自然がなかったので、遠足を兼ねた生活科見学として、みんなで大きな公園に出かけました。

 
自然がたっぷりにあるところに行けば、やはり行っただけのことはあります。 
そういうところだと、子どもたちがいろいろな秋を見つけることができます。 


真っ赤に燃えるカエデ、それに負けていない烏瓜の赤、黄色い銀杏の葉、風に揺れるススキの穂…。

 
ある子は、落ち葉の布団に全身を入れて寝たふりをしたかと思うと、今度は友達に落ち葉のシャワーを振らせました。

 
カマキリの卵を見つけて大興奮の子もいました。 
その卵を割って中を見ていいかどうかで男子と女子の論争が勃発しました。

 
ある子は、ドングリを袋いっぱいに集めて「おばあちゃんと食べる」と言いました。

 
また、ある子は栗の実がイガの中に入っているのを見て、「図鑑で見たことあるけど本当だったんだ」と言いました。

 
赤トンボを追って空を見上げたら、一面のうろこ雲が空の果てまで続いていました。 
まさに胸のすくような光景です。

 
キンモクセイの甘い香りに目をつむる子もいました。

 
子どもたちの感じる心が全開です。 
みんな目がキラキラしています。

 
その様子を見ていて、やはり自然は子どもたちの成長に欠かせないものだと思いました。