【質問】
自分は年中女子のパパとして、子どもとできるだけ遊ぶなど、かわいがってはいるつもりです。
ですが、とにかくほめるのが苦手です。
妻に、「ほめてあげて」と言われても「ほめるのが苦手だから」と言ってしまいます。
「すごい。さすが」など、ほめる言葉を口に出して言うのが照れくさいのです。
自分の父親もそうでした。
ゆうたろうさん(年中女子)
【親野先生のアドバイス】
拝読しました。
ほめたい気持ちはあるけど、うまくほめられない。
ほめたくないわけじゃないけど、実際に口に出して言えない。
「すごい」「さすが」「えらい」「立派」などと言うのが照れくさい。
このように感じている人はけっこういるようです。
そういう人に試して欲しいのが「承認」という技法です。
これはコーチングの中でとてもよく使われるので、ご存じの方も多いと思います。
承認とは、その人の行動、努力、結果、変化、成長などに気がついて、それを言葉で伝えることです。
その際、「すごい」「さすが」「えらい」「立派」などの評価を加えないで伝えます。
例えばママが美容院に行ったことにパパが気づいたとします。
そのときの言葉として次の2つを比べてみましょう。
A 美容院に行ったね。すごくきれいだよ
B 美容院に行ったね
Aは「すごくきれいだよ」とほめています。
それに対して、Bは特にほめてはいませんが、美容院に行ったという行動に気がついて、それを言葉で伝えています。
これが承認です。
ママにしてみれば、どちらでもうれしい気持ちになります。
特にほめる言葉がなくても、気に掛けてもらえている、気づいてもらえた、認めてもらえた、承認してもらえたというだけでけっこううれしいものなのです。
この反対に、パパが気づいてくれない、あるいは気づいても何も言ってくれないという状態では、不満がたまります。
ということで、ほめるのが苦手な人は、まずは承認から始めましょう。
例えば、次のようなことを言ってあげてください。
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