●嵐ファンにおすすめ! 「私の“嵐”研究」



アイドルグループ嵐ファンの子におすすめなのが、嵐の研究。
血液型や星座で分類したり、出演したドラマや映画のタイトル、趣味や休日の過ごし方をメンバーごとに表にしよう。


デビューしてからの活躍ぶりを折れ線グラフにしたり、歌詞を書き写してキーワードを集めるのもいい。
また、同じ事務所のTOKIOや関ジャニと徹底比較すれば、嵐の魅力が一層際だつだろう。


研究するのは、何も嵐に限らない。
好きなタレントや有名人を自分なりに分析し、紙にまとめていけばいいのだ。



●投球フォームやなわとびを研究



体を使った研究もおすすめだ。
キャッチボール好きなら、投球フォームと飛距離の関係を調べてみよう。
投球フォームを写真にとればわかりやすく、見栄えもする。
飛距離をグラフ化してコツや感想を添えれば自由研究のできあがりだ。


なわとびを長く飛ぶコツなら、どうすれば長く飛べるか試し、飛べた回数を記録していく。
飛んでいるところを写真にとって、「こつは、必要以上に高くジャンプしないこと」などと考察を加える。
同じように、あやとりや水泳など、テーマはいろいろ考えられるだろう。



●いつものまんがを研究的に読む



「 うちの子が読むのはまんがばかり」という人も多いだろう。
ならば、いつものまんがを研究的に読んでみよう。


好きなまんが家の生年月日や出身地、過去の作品について調べたり、登場人物の名前と性格を記録していく。
どんな擬音語が使われているか、列挙してもいいだろう。


別のまんが家を2~3人あげて、登場人物の人数や吹き出しの数、年間出版冊数などを比較すると、好きなまんが家の傾向がさらにはっきりとわかる。
比較するときは、数値化できることで調べると、まとめやすい。



●工場見学や夏休み教室はネタの宝庫!



夏休みは工場見学ができる企業も多い。
ネットで検索すれば、すぐに調べられるだろう。


工場見学をするとき、スケッチブックを持っていき、商品ができあがる様子をイラストにする。
それに説明を加え、もらったパンフレットを切り抜いて貼ったりして感想を書けば、自由研究の完成だ。


美術館や科学館に行っても同じように応用できるだろう。
「子ども実験教室」や「火おこし体験」などもおすすめだ。
体験しているところを写真に撮ったり細かな説明を加えれば、伝わりやすい作品になる。



●お手伝いを科学する!



毎日のお手伝いを研究材料として見直してみよう。
効率のよい家事には必ずコツがあるもの。
しかも、家事は科学的要素がたくさんつまっている。
研究するにはもってこいの題材なのだ。


まずは、子どもに「洗濯ものをたたむの、上手だね! どうやっているの?」などとほめながら尋ねよう。
きっと、得意になって教えてくれるだろう。


次に、子どもから出てきた工夫を、イラストや写真、文章でまとめていく。
ふとんたたみに玄関掃除、風呂掃除や料理などのコツと感想を7~8個まとめれば、立派な作品になる。



●スーパーマーケットの徹底比較



買いものついでにまとめるスーパーマーケットの比較もおもしろい。
最初にチラシを2~3店舗選び、見比べよう。
特売日や目玉商品の違いのほか、価格の違いもわかるだろう。


売り場に行ったら、チラシと実際の様子を比べる。
安いけれど品が悪い……なんてことがわかるかもしれない。


陳列場所も比較する。
魚、肉、野菜、冷凍食品などが置かれる場所は、店の考え方によって違う。
気づいたことがあったら、許可をとって写真にとろう。
比較することで、それぞれの店の特徴を理論的に説明できるだろう。



●節電を研究する「エコ実践記」



今年の夏は節電が必須。
せっかくだから、節電を研究してしまおう。


まずは節電を実践する前の写真をとり、数値を調べておく。
昨年の8月の電気使用量がわかれば完ぺきだ。
「2割カットを目指そう」などと目標をたてると意欲も増すだろう。


次に、どんな工夫をしたか記録をとる。
サンシェードをつけたらどうなったか、蛍光灯を2本減らしたら、扇風機にしたらどうなったか。


写真やイラストで説明するとわかりやすい。
結果をグラフや表にまとめて感想を加えれば、一夏のがんばりが形に残る。



●接着テープの強さを調べる



子どもは目新しいグッズを使うのが大好き。
そんな性質に目をつけて、たとえば、ばねばかりを使って接着テープの強さを調べる研究はいかがだろう。


ばねばかりは、ばねの先に物をつるし、ばねの伸びる長さを読んで重さを計る計りのことだ。
ホームセンターなどで売っている。


まず、セロテープ、ビニールテープ、布テープ、ガムテープなど、接着テープを数種類と、ガラス、木、段ボール、布など接着するものの面を数種類用意する。


次に、それぞれのテープを同じ幅に切って接着する面にテープをはりつける。
はりつけたら片側をばねばかりにひっかけ、ばねばかりをひっぱってテープをはがしていき、かかる重量を記録する。


接着する前のテープがうまく切れなかったら、接着してからカッターナイフで切るといい。
子どもには難しいので、親が手伝おう。
また、ばねばかりを引き上げるとき、垂直にすることも大切だ。
これも子どもには難しいので、親が手を添えてあげよう。


調べた重さをグラフにしたり、どんな面にはったときに接着力が強かったか考察を加えてまとめていく。



●場所による、水の蒸発の違い



これは水の蒸発と場所の関係を調べる研究だ。
同じ大きさの小皿を4つくらい用意して、同じ量の水を入れておく。


そして、それらを、①太陽光がよく当たるコンクリートの上(日光が当たり、風通しのよいところ ②日陰(日光が当たらず、風通しのよいところ) ③日がよく当たる室内(日光があたり、風のこないところ) ④日が当たらない室内(日光が当たらず、風のこないところ)など、条件の違う場所に置く。


そして、30 分置きなど時間を決めて、水の減り具合を観察する。
蒸発するまでの時間をグラフにし、まとめを書けばいい。



●新聞記事のスクラップ



手軽なところでは、新聞記事のスクラップがおすすめだ。
新聞に目を通し、気に入った記事を一日一本切り抜いて、スクラップ帳に貼り、簡単なコメントを書く。


10 日も続ければ一応形になるし、30 日、40 日続ければ、立派な研究になる。
毎日少しずつやるので、それほど負担にもならない。


あるいは、新聞に掲載されている4コママンガをスクラップしていき、マンガを文章で説明していく。
これも続けることに意義がある。
少し大変だが、確実に文章表現力がつく。