●いろいろな紙でトライ


自由研究のまとめ方や用紙は特に指定されていないことが多い。
だから、自分の研究に合わせてピンとくるものを選ぼう。
用紙が変われば見せ方も変わり、見栄えも変わる。
どんな風にまとめるか、発想も広がって楽しくできるだろう。


親野先生のおすすめは、次の6種類。
選ぶときの参考にしてほしい。



●ケント紙、もぞう紙


見栄えがするので達成感も大きい。
写真もそのまま貼れるので、写真や絵などをたくさん使って、ビジュアル的にまとめられる。
壁に貼ったとき文字が読めるよう、中字以上のペンを使うのがおすすめ。
もっと簡単にまとめたいなら、画用紙1枚にまとめてもいい。



●アルバム、スケッチブック


素材がしっかりしているので、仕上げたときの充実感が大きい。
サイズも手頃だし、項目ごとにページをわけることもできるので、紙面構成も簡単に決まる。
保管してとっておけるので、旅行記やアイドル研究などに最適。



●ノート


子どもが慣れているので、取り組みやすいし書きやすい。
絵や写真の数、文字量が自由に増やせるので、文章をたくさん書きたいときや、次から次へ調べたいことが出てきそうなときは特におすすめ。



●手作りワークシート


植物の成長など何かの変化を継続的に観察するのなら、あらかじめパソコンでワークシートを作っておく。
日時、天気、観察したことを絵で描く欄、文章で書く欄など、記録するとき埋めるだけにしておく。
記録を終えたらワークシートを綴じて表紙をつけよう。



●原稿用紙


作文、詩、創作物語などを書くなら、迷わず原稿用紙を選ぼう。
中身はもちろん大事だが、原稿用紙の使い方も守ったほうがいい。
段落の始まりは1字下げる、句読点やかぎかっこは1マス使うなど、原稿用紙を丁寧に使うと、見栄えもよくなる。



●巻紙


ものめずらしさから、子どもが乗ってきやすい。
文具店などで探せば、コンパクトタイプなら400円くらいから売っている。
折りたたみ式や罫線入りのものもあるから、使いやすいものを選ぶといいだろう。
旅行記や自分史など、時間の経過に添ってまとめるのに最適。