自由研究には次の3つの型がある。


その1:自己興味発展型
その2:何かのついで型
その3:思いつき単発型


その違いを知って、わが家のわが子にふさわしいものを選ぼう。




●その1 自己興味発展型



これは、子ども自身がもともと好きなことや興味を持っていることを発展させる方法で、私の一番のおすすめだ。
もともと興味をもっていることに、少しだけ研究的な視点を加える。
だから、子どもも喜んで取り組み、失敗も少ない。


まずは、親が上手に導くことが大事だ。
たとえばサッカー少年なら、「サッカーすごいな、びっくりした。上手だな」と思い切りほめる。
子どもがうれしそうにしたらすかさず、「おまえの知ってるワザ、ちょっと書いてごらん」と言って、ノートに列挙させる。


そこでまたほめて、「じゃ、このワザはどうやって生まれたか知ってる? 一緒に調べてみよう」……こんな感じでうまく興味を盛り上げてサッカーについて調べていく。
親子で調べていくと、サッカーの歴史、戦術の歴史、有名選手の出身地、得意技、練習方法など、次々知らないことが出てくるだろう。


私の教え子で金魚の飼育が趣味の子がいました。
夏休みに、親が金魚の様子を観察して、絵と文章でノートに記録してみようと提案したところ、すぐにのってきたそうです。


水族館の金魚講座に親子で行ったら、学芸員さんが金魚の産卵について教えてくれた。
そこで夏休み中に自分でも挑戦して見事に成功したのです。


彼は夏休み中ずっと、金魚の飼育、観察、産卵、ふ化についてノートに記録しつづけました。
学芸員さんに教わったこと、自分で発見したこと、工夫したこと、産卵やふ化に成功したときの自分の気持ちもことこまかに書きました。


疑問は、図鑑で調べたり、ネットでも調べました。
写真や、新聞に出ていた金魚の記事もノートに貼りました。


2学期の初めにこのノートを見せてもらいましたが、発見と工夫にあふれ、どのページからも本人の意欲と熱気が伝わってくる。
ものすごくいい研究でした。


その子が興味をもっていることだったら、テーマは何でもいい。
子どもにすれば、好きなことを思う存分やらせてもらえて、親がバックアップしてほめてくれる。
こんなにうれしいことはない。


工作好きなら工作や折り紙もおすすめだ。
たくさん作って写真にとってもいいし、ひとつ作ってもっていくのでもいい。


この記事は次回につづきます。