●「あんたに言われたくないよ」と思ってしまうとき
例えば、あなたの職場に自己中心的で嫌みったらしい上司・Aさんがいたとします。
その人は、人のあら探しばかりしていて、あなたに対しても些細なことで叱ったり嫌みを
言ったりしてきます。
そんなAさんが、ある日の朝礼で、「みなさん、仕事というものは自分のことだけ考えて
いてはいけませんよ。周りの人のこともよく考えて、のりしろのある仕事をしましょうね。
わかりましたか?」と言ったとします。
あなたは、素直な気持ちで言うことを聞く気になれますか?
「本当にそうだ。Aさんの言うとおりだ。これから自分も気をつけよう」などと思うでし
ょうか?
まずムリだと思います。
それどころか、「あんたに言われたくないよ」「上から目線でえらそうに。誰が聞いてや
るか」と思ってしまうはずです。
何を言うかよりも、誰が言うかが大事なのです。
●「本当にそうだ。ぜひともそうしよう」と思えるとき
この反対に、いつも親切で思いやりのある上司・Bさんがいたとします。
Bさんは、あなたのがんばりをよく認めてくれて、いつもあたたかい声かけをしてくれま
す。
失敗したときには笑って許してくれますし、悩みがあるときには共感的に聞いてくれます。
そんなBさんが「のりしろのある仕事をしましょうね」と言ったとしたら、あなたは「本
当にそうだ。ぜひともそうしよう」と思うはずです。
繰り返しますが、何を言うかよりも、誰が言うかが大事なのです。
つづく
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