私が教師として小学1年生を受け持っていたときのことです。
運動会の全員リレーの練習が終わって後片づけをしていたとき、1人の男の子がバトンを
10本くらい抱えて運んでいました。
運動会の全員リレーの練習が終わって後片づけをしていたとき、1人の男の子がバトンを
10本くらい抱えて運んでいました。
「たくさん運んでくれてありがとう。大活躍だね」と言うと、その子はうれしそうに「先
生、一寸の虫にも五分の魂だよ」と言いました。
私が「すごい言葉を知ってるね」と言うと、「うん、お父さんが教えてくれた」と、また
もやうれしそうに言いました。
生、一寸の虫にも五分の魂だよ」と言いました。
私が「すごい言葉を知ってるね」と言うと、「うん、お父さんが教えてくれた」と、また
もやうれしそうに言いました。
後日その話をお母さんにすると、彼はそのことわざが大いに気に入っていて、心の支えに
しているとのことでした。
彼は3人兄弟の末っ子で、しかも上の2人とはけっこう年が離れていました。
それで上の2人はかわいがるつもりで彼をいじるのですが、本人はあまりよい気がしない
で泣くことも多かったそうです。
しかも、同学年の子どもたちの中でも体が小さいほうでしたので、お父さんが彼を励ます
意味でこのことわざを教えたとのことでした。
お母さんは、「いろいろな場面で、このことわざを思い出すと元気が出るようです」と笑
っていました。
●ことわざが支えになっている人は、大人でも多い
この子のように、ことわざが心の支えや座右の銘になっている人は、大人でも多いと思い
ます。
私も人に会うときや講演をするときは、「一期一会」と言い聞かせて臨みます。
何か嫌なことがあったときは、「人間万事塞翁が馬」とか「禍福はあざなえる縄のごとし」などと言い聞かせます。
逆にうれしいことがあったときも、この2つを思い出すようにしています。
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