自己中心的で上から目線で物を言う思いやりのない上司は、部下から嫌われます。
そういう上司が「みなさん、他の課に負けないようにがんばりましょう」と言っても、部下は「あんたに言われたくないよ」と思うだけで、やる気など出てきません。
上司が嫌いだと、部下はがんばろうという気持ちがなくなるのです。

 
 反対に、部下の気持ちをよく理解してくれて、思いやりのある言葉をかけてくれる上司は、部下から好かれます。
そういう上司が「がんばりましょう」と言えば、部下も「よし、がんばろう」という気持ちになります。


同じことが、家庭における子どもと親の関係でも、幼稚園、保育園、学校、塾などにおける子どもと先生の関係でも起こります。
親が「しっかり勉強しなきゃダメでしょ。そんなことでどうするの?」「また間違ってる。なんで同じ間違いをするの」などと叱ってばかりいると、子どもは勉強をがんばろうという気持ちがなくなります。

 
学校でも塾でも、子どもは好きな先生が教えてくれる教科は好きになりますし、学力も上がります。
ですから、大人が子どもを伸ばしたいと思ったら、まずは子どもとのよい人間関係を作ることを最優先することが大切です。

 
親も先生も、大人はみんな子どもに対して権力的な立場にありますから、まずはそのことを自覚して、立場に甘えた強圧的な言動をしないことが大切です。
常に、子どもの立場に立って思いやりのある言動をしましょう。

 
否定的な言葉をやめて肯定的な言葉を増やしましょう。
子どもの苦手なことやできないことばかり指摘しないで、そこは目をつむることも必要です。
それよりも、ほめられる部分を見つけてほめてあげましょう。
そして、子どもの話を聞くときは、常に共感的な相づちに心がけましょう。
このようにしていれば、子どもとの人間関係がよくなり、勉強面でも生活面でもよい循環が始まります。

初出『Smile』(学研エデュケーショナル)

まずはこの記事・お薦めコラム@HP
次にこの記事・お薦めコラム@HP
お悩みがある方は「教えて! 親野先生」をお読みください
親力アップの基本はこの連載で

親野智可等の講演

親野智可等のメルマガ
親野智可等の本
遊びながら楽しく勉強
取材、執筆、お仕事のご依頼
親野智可等のお薦め
親野智可等のHP

「フォレスタネット」先生の授業準備のための情報サイト

図鑑が子どもを伸ばす
多種多様な図鑑
幼児にオススメ
お薦め知育教材
子どもは伝記で自分の人生を考える
親力アップにお薦めの本
発達障害?と思ったら
パパ・祖父母・PTAのオススメ
思春期の子をお持ちの方にオススメ