私は小学校の教師だったとき、いろいろなカルタをつくって授業中に子どもたちに遊ばせました。
星座カルタ、俳句カルタ、ことわざカルタ、読書カルタ、漢字カルタなどです。

 
そして、漢字カルタにもいろいろな種類があって、部首カルタ、同音異義語カルタ、同訓異義語カルタ、漢字誤字カルタ、四字熟語カルタなどです。


例えば、星座カルタだと、まず先生が「冬によく見える~。オリオン座~」と読み、子どもたちがオリオン座の絵札を取ります。

 
俳句カルタなら、「柿食えば~」で「鐘が鳴るなり法隆寺」の札を取ります。
読み札には作者名も書いてあるので、「正岡子規~」で「鐘が鳴るなり法隆寺」を取る遊びもできます。


部首カルタなら、「心に関係がある~」で「りっしんべん」の札を取ります。
四字熟語カルタなら、「百花~」で「繚乱」の札を取ります。

 
子どもたちはカルタで遊びながらどんどん覚えてくれました。
勉強として「これを覚えなさい」と言われても、なかなか覚えられないものですが、カルタにするとすぐに覚えてくれました。

 
そして、カルタで星座を覚えた子たちは、夜空を見ながら実際に星座を探したり、星座の学習漫画を読んだりするようになりました。
俳句カルタで俳句を覚えた子たちは、俳句の本を読んだり自分でつくったりするようにもなりました。カルタによって刺激された知的好奇心が、いろいろな発展的学習を可能にしたのです。

 
今は、いろいろな種類のカルタが市販されていますが、もちろん手作りすることもできます。
「覚えさせたいことはカルタにする」という気持ちでいれば、意外と簡単につくることができます。