親や先生は子どもをほめているつもりでも、子どもの方はそう感じていないということがよくあります。
というのも、親も先生もほめた後で余分なことを言ってしまうからです。
余分なこととは例えば次の4つのパターンです。
1,皮肉や嫌みを言う
2,さらに求める
3,親や先生の手柄にする
4,今までできなかったことを叱る
1の皮肉や嫌みとは、例えば、「今日は自分から宿題ができたね」とほめた後で「めずらしいね」と言ったり、「えらい!自分でお茶碗を洗えたね」とほめた後で、「明日は雨が降るかもね」と言ったりすることです。
言われた子どもの方は、初めの言葉はよりも後の皮肉や嫌みの方が心に残ってしまいます。
2の「さらに求める」とは、「わり算の筆算ができるようになってきたね」とほめた後で「この調子で漢字もがんばらなきゃね」と言ったり、「あなたはサッカーが上手だね」とほめた後で「勉強もがんばってね」と言ったりすることです。
この場合も初めの言葉よりも後の言葉が心に残ってしまい、子どもはほめられた気がしません。
「まだまだがんばりが足りない」と言われたように感じるのです。
3の「親や先生の手柄にする」とは、「すごい!100点取れたね」とほめた後で「先生が言ったようにやったらできたでしょ」と言ったりすることです。
4の「今までできなかったことを叱る」とは、「ほら、ちゃんとできるでしょ」とほめた後で「なんで今までできなかったのかな?真剣にやってなかったんだよね」と言ったりすることです。
これらの4つのパターンについて親も先生も無自覚です。
これからはもっと意識して、ほめた後で余分なことを言わないように気をつけましょう。
ほめるときはほめることに徹することが大事で、そうすれば子どもはほめられたと実感できるようになります。
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