子ども時代に一番大切なのは、毎日安らかな気持ちで過ごせることです。
これは私の講演でも常に強調していることです。


そういう生活の中で、初めて、「自分は親に愛されている。自分はこの家にいていいんだ。自分は存在していいんだ」と感じることができるからです。

  
でも、子どもの安らかな生活を一番妨げているのが、多くの場合、親が子どもを叱るという行為です。「また○○してない。○○しなきゃダメだろ。何度言ったらできるんだ。そんなことでどうする?いつになったらやる気になるんだ」などの言葉によって、子どもたちは深く傷つき、安らかな気持ちで過ごすことなどできなくなります。
 

なぜこうなるかというと、親は子どもに対していろいろな願いを持っているからです。
片づけができるようになってほしい、勉強をがんばってほしい、だらしのない性格を直させたい、挨拶ができるようにさせたい、等々…。


こういった親の願いが強ければ強いほど、子どもは大変です。
というのも、どの子にも持って生まれた資質というものがあり、何事もそんなに簡単には変えられないからです。
 

ですから、口で叱っているのではなく、まずは、子どもができるように工夫してあげることが大切です。
それでもできなければ、親が手助けをしてあげればいいのです。
 

そして、子どものできないことやしょうもない部分については、目をつむれる親であってください。
目をつむれる親なら、子どもは毎日安らかな気持ちで生活できます。
 

反対に、目をつむれない親のもとでは、子どもは毎日緊張した状態で過ごすことになります。
こういう生活だと、子どもは親の愛情を実感できなくなります。
 

そして、「自分は親に愛されていない。自分はこの家にいない方がいいんだ。自分は存在しない方がいいんだ」と感じるようになってしまいます。

親力PE

親野智可等の講演
親野智可等のメルマガ
親野智可等の本
遊びながら楽しく勉強
取材、執筆、お仕事のご依頼
親野智可等のお薦め
親野智可等のHP

国語のお薦め
漢字のお薦め
語彙力をつけるには?
算数のお薦め
算数の図形の力をつけるには?
遊びながら力がつく算数ゲーム
理科のお薦め
これがイチオシ理科マンガ
社会科が好きになるお薦め
歴史が好きになると一生楽しめる
地理が得意になると社会科全体が好きになる
図鑑が子どもを伸ばす
多種多様な図鑑
幼児にオススメ
お薦め知育教材
子どもは伝記で自分の人生を考える
親力アップにお薦めの本
発達障害?と思ったら
パパ・祖父母・PTAのオススメ
思春期の子をお持ちの方にオススメ