●水泳は無理のない段階的な指導を


 
6月に入るとそろそろ水泳の授業が始まります。 
水泳の授業は好きな子が多いのですが、中には大嫌いな子もいます。

 
私も子どものころ大嫌いだったので、そういう子の気持ちはいたいほどよくわかります。


 
私は思い出します。 
まるで泳げないのに大量の水で満たされたプールに入れられ、頭を押さえつけられて顔を水の中につけさせられたときのことを。

 
つま先立ちで立って、しかも顎をめいっぱい上に向けてやっと口が水の上に出るくらい深いところを、無理矢理歩かされたこともありました。 
先生は指導のつもりでも、私にとっては死の恐怖そのものでした。

 
おまけに痩せ形のせいかすぐに体が冷えて、寒くてガタガタ震えだすのが常でした。

 
水が苦手な子にとって、プールの授業は恐怖に満ちたものです。 
先生も親もそのことを理解してあげてほしいと思います。

 
こと水泳に関しては、無理のない段階的な指導が絶対に必要です。

 
 
●ゴーグルは2つの理由で絶対必要です


 
子どもの恐怖心を和らげるためにも、水泳能力の向上のためにも役立つイチオシのグッズがゴーグルです。

 
ゴーグルをすれば水中でもよく見えます。 
それで恐怖心が和らぎ、各段階での水泳練習がスムーズになります。 
スイミングスクールでもゴーグル使用は当たり前です。


しかも、眼病予防にも効果的です。

 
たとえば、東京都眼科医会学校医担当常任理事の古野史郎氏(古野眼科院長)の調査では、ゴーグルをつけた場合とつけない場合では、角膜障害が起こる割合が大きく違うという結果が出ています。 
ゴーグルをつけた場合、角膜障害が起こる割合は9.3%ですが、つけない場合はなんと66.1%だそうです。

 
慶應大学眼科グループの研究でも日本眼科医会学校保健部の研究でも、プールでのゴーグル使用を強く推奨しています。 
逆にプールの後の塩素を含む水道水による洗眼は、角膜を傷つけ目にダメージを与えるおそれがあるそうです。

 
同様の研究はこの他にもたくさんありますが、その逆は見たことがありません。

 
このようなわけで、私は教師時代にゴーグルをつけさせて授業をしていました。 クラスに2、3個常備しておき、忘れた子には貸してあげていました。

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